2002年7月公開
『美味しんぼ』 ひら子研究
『美味しんぼ』には、「ひらがな+子」という名前の女性がしばしば登場します。
このパターンを「ひら子」と命名しまして、果たしてこの「ひら子」はどのくらいいるのでしょうか。調べてみました。

No.名前登場話 解説
1 栗田ゆう子 1巻『豆腐と水』 本作のヒロイン。究極のメニューを担当する事になった22歳の新入社員。
2 君島さわ子 5巻『味噌の仕込み』 栗田祖母の教え子の娘。山岡に好意を持っていたが2話でフェードアウト。職業はデザイナー。
3 花森みな子 6巻『卵とフライパン』 オムレツ専門店「塀の上のハンプティ」のオーナー兼シェフ。
4 星村るみ子 8巻『スープと麺』 東西新聞家庭部記者。雄山に冷やし中華の事を聞こうとして怒鳴られる。9巻にも登場。
5 笠田みよ子 9巻『新妻の手料理』 栗田さんの大学時代の同級生。結婚半年の夫の帰りが遅いのを悩んでいる。
6 すみ子 10巻『おせちと花嫁』 島高部屋の呼び出し(故人)の娘で、部屋を手伝っている。後の若吉葉夫人。
7 友野みさ子 11巻『香港味勝負』 『週刊新時代』編集者。香港取材の際、栗田さんと同室になる。広東語が堪能。
8 さち子 11巻『お菓子と夢』 保育園児。叔父の洋菓子職人、阪村俊夫の作るケーキを楽しみにしている。
9 みな子 14巻『母なるりんご』 栗田さんの大学時代の同級生。アップルパイに思い入れを持つ青沢悟の恋人。
10 関根よう子 14巻『ポテトボンボン』 東都大学の文化祭に呼ばれていたアイドル歌手。
11 西野よう子 15巻『家族の食卓』 16歳。父は建築家、母は料理学園園長という家庭に悩み、グレようとしていた。
12 森沢よし子 17巻『餃子の春』 栗田さんの同期社員。餃子「お春」社長、森脇に好意を寄せている。
13 くに子 18巻『不器量な魚』 金沢の料亭『前田屋』従業員(?)。
14 二木まり子 21巻『新しい企画』 『東西グラフ』編集者。二木財閥令嬢。恋敵がまたもひら子。
15 加野みさ子 22巻『カンテンと恋』 のちの大石夫人。恋人の消息を知りたくて東西新聞を訪ねた。
16 小野さわ子 25巻『いわしの心』 二都ツインタワービル前で近城さんが撮影をしていた、売り出し中の女優。
17 飯村とし子 27巻『ピザの横綱』 ピザレストランオーナーの妹で従業員。島高部屋の力士、鏡洋と付き合っている。
18 水村さき子 32巻『好みの問題!?』 栗田さんと同期の社員。関西出身で、関東の食べ物に馴染めないでいる。
19 水川より子 32巻『野菜今昔物語』 環境保護運動家。作家の宇田吉夫と対談し、宇田を激怒させる。
20 島野たか子 32巻『新・豆腐勝負』 豆腐店の娘。兄は美食倶楽部で働いている。
21 生田しょう子 33巻『春の息吹』 料理研究家。陶芸家、吉野耕一とかつて一緒に暮らしていた。
22 団ゆう子 34巻『兄のトウモロコシ』 団社長の妹。6歳の時に兄と生き別れた。
23 里井ふみ子 34巻『サラダ勝負』 二木さんの大学の同級生。市販のマヨネーズを出した事が原因で恋人との結婚を反対される。
24 宇田たか子 35巻『豊穣なる大地』 夫とアデレードで日本料理店を経営。天ぷらの技術を山岡に訊きに来た。
25 清田みな子 35巻『感動の料理』 中松の恋人、歌子さんの友人。夫と料理屋「辰正」を経営。古備前の皿を売りたがっている。
26 町村みほ子 36巻『魔法の毛抜き』 東西新聞社員、中本一夫の恋人。きわめて性格が良い。
27 里内けい子 41巻『意外な漬け物』 二木さんの大学の同級生。転勤先のニューヨークに日本のような野菜がなくて困っている。
28 とき子 41巻『おせち対決』 大学生。「田舎研究会」会員。哲学専攻。間延びした喋り方をする。
29 さき子 41巻『おせち対決』 大学生。「田舎研究会」会員。児童心理学専攻。眼鏡。
30 橋田つた子 42巻『男子 厨房に入る』 『女性時代』記者。徹底した女権論者(フェミニスト)。
31 鳥辺みな子 42巻『札幌風料理』 栗田さんの高校の同級生。東西生命勤務。恋人は作家志望の多里たもつ。
32 杉川いと子 43巻『菜の花五十年』 近城さんの友人のタレント、杉川の妻。別居状態にある。
33 広野たか子 44巻『とんでもない親友』 栗田さんの高校の同級生。「初恋の人の高宮君」の台詞で有名。
34 三沢るり子 55巻『アケビの感性』 『東西グラフ』編集部員。『世界味めぐり』二木さんの後任も、レギュラーになり損ねる。
35 むつ子 56巻『鮎と姉妹』 京極万太郎の長女。既婚。妹との喧嘩が絶えない。
36 ひな子 56巻『鮎と姉妹』 京極万太郎の次女。既婚。姉との喧嘩が絶えない。童顔。
37 滝本たか子 56巻『恋のキリタンポ』 ダンプ運転手。旦那と死に別れ、娘と二人暮らし。のちの栗田兄夫人。
38 矢川たき子 57巻『イカスミの愛情』 奇術師見習い。母親は女性奇術師の与那国みやこ。
39 さち子 57巻『コンニャク文化』 山岡の同期社員、木沢の恋人。ニューヨーク在住。
40 れい子 61巻『新入社員のお手柄!?』 名前のみ登場。東西新聞政治部社員、竹間吉郎の恋人。竹間とはこの後すぐ別れた。
41 松谷たか子 62巻『おばあちゃんの味』 小学4年生。母親を探して歩き回っていた。家は老舗の呉服屋。
42 松谷ふじ子 62巻『おばあちゃんの味』 たか子の母。義母にいびられて家を出た。
43 江森さと子 63巻『女子高生のお願い♡』 女子高生。アフリカ難民救助運動をしており、富井副部長をカモにする。
44 月村みよ子 63巻『ゼロからの出発』 スーパー『ダイロク』会長の長女。八田原一と駆け落ちして山岡家に居候する。
45 向井くに子 64巻『それぞれの才能』 はるさんの友人の親戚。演歌歌手志望だが、歌唱力は壊滅的。
46 かつ子 64巻『おかあさんの味』 小学3年生。両親が蒸発し、小学6年生の兄と二人で暮らしていた。
47 きま子 64巻『武芸の道』 栗田祖母の恋人、大柱さんの従妹。金花女子大教授で、家政学と薙刀を教えている。
48 深川かや子 66巻『究極の紅茶』 骨董屋店主。板山社長に紅茶セットを売ってほしいと頼まれている。
49 大川けい子 66巻『競馬で本年を占う!!』 栗田さんの高校の後輩。驚異的なまでの競馬の予想的中率を持つ。モデルは大川慶次郎。
50 西川すわ子 67巻『新しい隣人』 南村夫妻の後に入った山岡家の隣人。カカア天下。
51 木沢よう子 70巻『新聞記者とトウモロコシ』 東西新聞社会部社員、浜岡の恋人。
52 佐村すわ子 70巻『恋のお好み焼き』 栗田さんの同級生。なかなか結婚できずにいる。
53 永井つや子 72巻『料理の勘』 地下鉄の中で産気づいた妊婦。夫は調理師でギャンブル狂。
54 蒲田さわ子 75巻『命名騒動!?』 小沢さん(大家)の友人、蒲田敏夫の妻。夫は料理が趣味。
55 吉野さき子 79巻『野菜知らず』 コンビニオーナー、野前さんの友人の娘。農園を経営。
56 月野しょう子 79巻『美味しさの焦点』 料理写真家の卵。フランス料理の大家、竹越寛夫の料理写真を撮りたい。
57 中木きょう子 81巻『親ばなれ、孫ばなれ』 双子の息子を持つ主婦。自分の両親と夫の両親との仲が悪い事に悩んでいる。
58 富井かな子 81巻『どたんば食事会』 富井副部長の弟、修の妻。夫が自殺未遂を起こす。
59 花野より子 83巻『結婚の障害』 栗田さんの高校の後輩。実家はタマネギ農家。
60 沢原なお子 84巻『日本全県味巡り 富山編』 東西新聞富山支局社員。言い寄ってきた西崎を警戒する。
61 笠原さつ子 84巻『日本全県味巡り 富山編』 利賀村の民宿「麻生」主人。実在さんのひら子という新しいケース。
62 竹内すみ子 84巻『日本全県味巡り 富山編』 朝日町のバタバタ茶を紹介。実在。
63 田畑むつ子 84巻『日本全県味巡り 富山編』 氷見の割烹「磯八」の奥様。実在。
64 末永すみ子 84巻『日本全県味巡り 富山編』 砺波市の大門素麺農家。実在。
65 元川きよ子 85巻『父と子とエンドウマメ』 3年前に夫を交通事故で亡くし、山岡の先輩、元川と再婚する。
66 西岡すみ子 87巻『日本全県味巡り 高知編』 太刀魚のかいさま寿司を紹介。実在。
67 絹川さと子 89巻『鳥と公約』 正民党議員。栗田さんの高校の先輩。恋人は中正党の城山信次議員。
68 茅野なつ子 89巻『サツマイモキネマ』 人気女優。新作映画『さち子』の主演を務める。
69 りさ子 90巻『最後のお昼ごはん』 元実業家のホームレス、成川清の元恋人。
70 笠井わき子 90巻『感動の多い料理店』 スーパーモデル。起業家の中野行夫の恋人だったが別の男に乗り換える。
71 紺野なか子 90巻『お惣菜の効きめ』 栗田さんの高校の先輩。料理教室を開いている。独身。難波と付き合う。
72 江原みな子 91巻『聖なる素材と料理と仕事』 東西テレビ社員。岡星のテレビ出演を山岡に依頼した。
73 吉沢すみ子 92巻『桜エビ大作戦』 飛沢の恋人。宝飾デザイナー。父は吉東産業社長。
74 鈴木ゆき子 92巻『桜エビ大作戦』 由比港漁協女性部。実在。
75 岸野かな子 93巻『イカの調味料』 作家。釣りが趣味。
76 さく子 93巻『熱の使い方』 大原社主の孫娘。新婚。
77 みな子 94巻『医食同源対決!!』 はるさんの友人、茂山こまの娘。アメリカに住んでいた。
78 たえ子 96巻『下町ハンバーグ』 洋食店「滋養軒」の娘。元従業員の蓮田と以前付き合っていた。
79 池沢きよ子 97巻『恵みの貝』 東西新聞社囲碁倶楽部会長。棋士・隅野堅蔵と付き合っている。
80 角田はつ子 97巻『世界の塩梅』 塩専門店「塩屋」店主、天野の恋人。
81 山浦りつ子 98巻『日本全県味巡り 長崎編』 「長崎の味研究グループ」メンバー。実在。
82 舘山あい子 100巻『日本全県味巡り 青森編』 弘前市旧岩木地区の山菜料理を紹介。実在。
83 代田さき子 101巻『親の味・子の心』 レストラン店主の妻で従業員。子宝に恵まれないのを気にしている。
84 九十九ひろ子 101巻『食の安全』 青森「東北牧場」責任者。実在。
85 西川みや子 103巻『日本全県味巡り 和歌山編』 「みなべ町梅料理研究会」メンバー。実在。
86 谷本さえ子 103巻『日本全県味巡り 和歌山編』 「みなべ町梅料理研究会」メンバー。実在。
87 小出やす子 103巻『日本全県味巡り 和歌山編』 「大塔生活研究グループ」メンバー。実在。
88 太田ちよ子 103巻『日本全県味巡り 和歌山編』 「那智勝浦町生活研究友の会」メンバー。実在。
89 森山さと子 106巻『偉大なる名人・名店 常夜燈』 元美食倶楽部、向井宣一の婚約者。妊娠中。
90 坂井みち子 110巻『福島の真実』 有機農家、渡部よしのさんの友人。実在。
91 山岡とし子 111巻『福島の真実』 若き日の海原雄山が出会った16歳の少女。山岡士郎の母。

<まとめ>
 実質的に完結している全111巻で、実在の方を除けば総勢77名のひら子が登場。特に30巻あたりから増えています。
結婚の前後や味巡りなどの長編の時はそもそも新規のオリジナル登場人物が少ないので波がありますが、 逆に合間の単発エピソードになると、女性の5人に4人くらいはひら子ネームというほどの割合で出てきます。 とりあえずどんな組み合わせでも名前っぽくはなるので、適当に考えるとひら子になるんですかね?
 このコンテンツを公開した当時はまだ80巻ほどでしたが、それから十余年。結果的に最後のひら子が山岡の母になったというのは、 有終の美という感じで綺麗に終わってよかったです(作品としての終わり方はともかく)。