やっぱり土山絵はモノクロに限る。
もしも土山しげる先生がカミナリを描いていたら

 M-1決勝進出で一躍脚光を浴びた茨城弁の漫才コンビ・カミナリのお二人です。
 かねてより彼ら(特にまなぶ君)に対しては「土山しげる先生が似顔絵を描いたらこんな感じになりそうだというのが容易に想像できる」という持論があり、土山先生は流行りのお笑い芸人をよくモデルにするので実現を期待していたのですが、その願いは叶わぬまま土山先生が5月に急逝。 土山ファンを公言してる者として「こうなれば自らの手で頭の中のイメージを具現化させねばならない」と並々ならぬ気合いを入れて土山タッチに初挑戦し、どうにか表現できたと思います。

 元々自分は模写やパロディ志向の芸風であったものの、これまで自分がやってきたものはアイデアに画力面での再現性が追い付いてなかったので、今回の作品には「やっとこれくらいの水準で描けるようになったんだな」と一際感慨深いものを感じています。これがただの自画自賛ではないのは実際に過去の絵を見ていただければおわかりいただけるかと。

 どうでもいい話ですが、「土山風カミナリ」っていう単語の大自然感すごいですね。

('18.08.07)